[書評]「本を読む人はうまくいく」で知った人生の攻略法

突然ですが、みなさんには「これ!」と言える趣味や、将来の目標はありますか?

実は少し前の私は、「特にやりたいことがない」状態でした。学生時代からずっと、周りと比べて勉強ができないことや、知識が少ないことに強いコンプレックスを抱えていたのです。

焦った私は、コンプレックスを少しでも解消したくて、様々な資格試験や検定の勉強を片っ端からしてきました。しかし、心の中はいつも満たされませんでした。なぜなら、その勉強はどれも「本当に自分がやりたいこと」ではなく、ただ「ダメな自分を取り繕うための手段」だったからです。

そんなある日、自分について改めて見つめ直したとき、私は本屋さんに出かけることがすごく好きだと気づきました。

本を読むこと自体は決して得意ではありません。でも、「本を読むためのコツや考え方が変われば、こんな自分でも変えられるかもしれない」。そんな一縷の望みをかけて手にしたのが、長倉顕太さんの著書『本を読む人はうまくいく』でした。

📌この本はこんな人におすすめ!

  • やりたいことや趣味が見つからず、日々焦りを感じている人
  • 自分を変えたいけれど、何から始めていいかわからない人
  • 何かを頑張ろうとしても、なかなか行動が長続きしない人

本書は、読書を通じて「人生を攻略できる」と教えてくれる、実践的な一冊です。今回は、本が苦手だった私の心に特に深く刺さった「3つのポイント」を、私の気づきと共に詳しくご紹介します。

1. 「人生はつまらない前提」でどう面白くするか

第一章に登場する、「人生はつまらない前提でどうやったらおもしろくなるかを考える」というフレーズ。これを見たとき、私は正直、後悔と焦りを感じました。

これまでの私は、学校生活や日々の仕事に精力を注いで疲れ切り、家に帰れば「忙しくて時間がない」「疲れているから」と言い訳ばかりしていました。しかしそれは、自分で自分の人生を退屈なものにし、貴重な時間を無駄にしていたのだと気づかされました。

普段、何も考えずに「いつも通り」のルーティンを生きることは、楽です。しかし、それは自分で「刺激がなくてつまらない人生」を選択しているのと同じこと。自分の人生を面白くしていく責任は自分自身にあるのだとハッとさせられました。

2. 読書とは「能動的」に著者と会話すること

本書では、映画やドラマといった映像コンテンツではなく、なぜ「本」でなければならないのか、その理由として3つのメリットを挙げています。その中で私が最も共感したのが、読書は「能動的である」という点です。

これまでの私は、読書といえば「ただ文字を追い、著者の考えをなんとなく流し読みするだけの作業」になっていました。しかし、それは受動的な読書でした。

本当の「能動的な読書」とは、著者の考えを自分と比べたり、「もし自分だったらどうするか?」と今の環境に置き換えたりしながら読むことです。つまり、本を通じて著者と対話をすることなのです。

こうして深く考えながら読むことで、まだ気づいていなかった「本当の自分」を知るきっかけが生まれます。自分を深く理解できれば、自分の軸や考え方が明確になり、人間関係のストレスや将来への悩みを減らすことにもつながっていくのだと確信しました。

3. 動けないのは「現状維持」を望む脳の仕組み

本書の中で何度も繰り返される、「人は無意識に現状維持を望んでいる」という言葉。これには、本当に救われるような思いがしました。

「新しく何かを始めたい」と思っても、いざ行動しようとすると面倒くさくなってしまったり、結局三日坊主で終わってしまったりすることはありませんか?私はいつも、そんな自分を「なんて意志が弱い人間なんだろう」と責めていました。

しかし、それは私の根性が足りないからではなく、人間が無意識のうちに「現状維持(変わらないこと)」を望んでしまう防衛本能のようなものだと知りました。この仕組みを理解できたことで、「自分の意志が弱いだけじゃないんだ」と、張り詰めていた気持ちを少し楽にすることができたのです。

まとめ:読書を始めて見つけた、新しい自分

振り返ってみると、私はコンプレックスを埋めるために資格試験の勉強をしていました。しかし本書を読んで改めて考えてみると、知識を増やしたり、自分を高めたりする方法は、資格試験や検定がすべてではありません。せっかく取得しても、実際の生活や仕事で使わないのであれば、それはただの「自己満足」だったのだと気づきました。

自分で人生を面白くするための一歩は、立派な資格を取ることではなく、自分で本を選び、著者との会話を楽しむこと。そう思えるようになってからは本への苦手意識が薄れ、少しずつですが読書の習慣を身につけることができました。

本を読むことは、自分以外の人生や考え方を擬似体験できるだけでなく、どんな悩みに対しても、先人たちの改善策や解決策を教えてくれます。

これからは、コンプレックスを隠すための勉強ではなく、もっと自分を深く知るために、普段は読まないような新しいジャンルの本(小説や歴史、科学など)にも手を伸ばしていこうと思っています。

もし、あなたも「やりたいことがない」「自分を変えたい」と悩んでいるなら、読書を新しい趣味にしてみてはいかがでしょうか。

読書を通じて自分を理解し、知識を増やして可能性を広げ、一緒に「面白い人生」を送りましょう!少しでもこの記事に共感していただけたら、ぜひ『本を読む人はうまくいく』を手に取ってみてくださいね。

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